管理栄養士からのメッセージ

 高齢患者様の食思が低下した場合、例えば好物であるチョコレートや酢豚の味を利用します。軟飯にチョコレートソースをトッピングしたり、煮物に酢豚の素を少し加えてみると食が進むことがあります。市販のたれ、ドレッシングやソース類を「ふりかけ感覚」で試みてみましょう。

管理栄養士からのメッセージ

 食欲のない方や好き嫌いのある方は栄養不良になりがちです。一度甘い和菓子をすすめてみましょう。甘いものであれば受け付けることがございます。桜餅、薄皮まんじゅう、どら焼き(三笠)等々。高齢者の場合、粘りのある大福餅は喉に詰まる恐れがありますので控えましょう。

 

 手軽に蛋白質とカロリーを摂ることが可能です。

 

 糖尿病のある患者様は、主治医に相談してみましょう。

管理栄養士からのメッセージ

 まだまだ日中は暑く、盛夏と同じ感覚で飲水しがちです。気温は確実に下がっていますので、発汗量は減少しています。その結果体重増加につながります。

 

 秋冬に向かって、摂取水分を減らすように致しましょう。

管理栄養士からのメッセージ

 患者の皆さまにおかれましては、一日に塩分は6gと言われ続けていると思います。調味料だけで6gではなく、食材にも塩分が含まれていることを念頭におきましょう。

 

かまぼこ、竹輪、ハムやソーセージなどの練り製品、うどんやそうめん類、パンや魚類には塩分が多めに含まれています。

 

<例>食塩相当量
生はまぐり(身のみ) 中サイズ3個(約30g) 0.6g
生スルメイカ 80g 0.6g
生マダコ 80g 0.5g
かまぼこ 30g 0.7g
竹輪(小) 1本(30g) 0.6g
市販の茹でうどん 200g 0.6g
干しうどんを茹でた麺 200g 1.0〜1.2g
食パン 6つ切り1枚(約60g) 0.8g

 

※某製麺会社の干しうどん100gに食塩が4.1g含まれています。茹でた後200gとなり、食塩1.2g含むと記載されています。食べ過ぎに注意致しましょう。乾物のさきいかは100gで塩分6.9g含まれております。するめ(乾物)共々気を付けましょう。

管理栄養士からのメッセージ

夏場は食中毒の予防が大切です。鍋で料理をした場合、鍋のまま長時間放置すると食中毒菌が繁殖しやすくなります。荒熱がとれたら早めに冷蔵庫に入れましょう。再加熱した場合も同様です。

管理栄養士からのメッセージ

 大豆を絞ったあとに残る「おから」には、食物繊維が多く含まれています。おからを乾燥させた使用しやすい「おからパウダー」が発売されています。おからの4倍の食物繊維が含まれています。おからパウダーには牛房の10倍、レタスの50倍の食物繊維が含まれています。便通によいとされています。

 

 気になるカリウムは100g中、およそ1400mg含まれていますので、摂り過ぎに注意致しましょう。1日大さじ1杯(6g)を、味噌汁や総菜などに混ぜて摂取してみましょう。