管理栄養士からのメッセージ

 平成25年5月に報告しました肥満患者の食事指導の1例(続報)をあげます。

  食物繊維含有栄養調整食品

  栄養調整宅配弁当

  ノンカロリー飴(間食)

  経口血糖降下剤(DPP4阻害薬)

 以上の療法により、体重抑制と血糖値低下がみられました。

 

 ■重度肥満であり糖尿病を合併している透析患者様C氏(女性60歳代、身長140㎝代、DW77.5㎏)におかれまして、経口血糖降下剤(DPP4阻害薬)を服用致しております。作年5月から、食物繊維含有栄養調整食品(種類変更により現在粉末を朝夕食前に1袋ずつ摂取、内容は変更前とほぼ同じ)と栄養コントロール宅配弁当及び間食にはノンカロリー飴を摂取しております。維持透析スタート時(2009.8)にはDW58.0㎏から、年間平均約5㎏の体重増加となりました。この療法を始めた昨年5月にはDW76.4㎏、今年の3月にはDW77.2㎏、そして現在11月のDWは77.5㎏でございます。なお、服薬は朝食後1錠の血糖降下剤を夕食後の服用に変更となっております。この1年7カ月の間DW1.1㎏の増加で留まっております。体重による膝への負担も軽減され、現在は杖も使用しておりません。ちなみに、GA(グリコアルブミン)値は21.1%(2014.4.7)から現在19%(2014.11.3)と落ち着いております。1日空きの透析間の増量は平均2.4%となっております。