院長 : 石川 和美(いしかわ かずよし) 出身地 : 大阪府 略歴 : 昭和46年神戸大学医学部卒業 大学病院、関連病院で代謝・腎臓・消化器・ 老年疾患等の研修・研究を行う 平成8年 当クリニック開設、現在に至る
私が最初に透析医療に関わったのは、大学病院での研修医の時代でした。 透析装置は手作りに近く、現在一般的なホローファイバーはまだ普及していなくて、キール型と呼ばれるセロハン膜を手で張る方式でした。透析液は風呂桶のような物で調合していました。この時代の透析療法はまだ研究段階にあり、一回ごとの延命が最大の目的でした。
その後、装置や医療技術は長足の進歩をとげましたが、透析の原理は当時と同じです。つまり、患者様への肉体的・精神的な負担もあまり改善されていないと思われます。私は当時を振り返り、自戒の念を持って現在の透析医療に取り組みたいと思います。