管理栄養士からのメッセージ

 6月に入ると蒸し暑い日が多くなり、クーラーの使用が増えます。クーラー使用により身体が冷えてお腹の調子を悪くすることがあります。極端な場合は下痢をきたし、体調を崩すこともあります。そこで、就寝時に薄手の腹巻を使用してみては如何でしょうか。また、クーラーは入眠後に「切」になるようタイマーを設定致しましょう。

 

 冬は足の冷え、夏はお腹の冷えに気をつけましょう。

管理栄養士からのメッセージ

 今の時期は季節の変わり目で、日中暑くても朝晩は3月4月と変わらず気温は低めです。温度差により身体にストレスとなり、胃腸の調子を狂わせることもあります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の既往のある方は再発に注意致しましょう。

 

 衣類や寝具の調節にも気を付けましょう。この時期は暴飲暴食をしないよう気を付けましょう。

管理栄養士からのメッセージ

 血中の蛋白質の一つにアルブミンがあります。患者様の栄養状態の判定の指標になります。 

 

血清アルブミン値が低値になると低栄養状態が考えられます。

 

アルブミン値が低いほど患者様の生命予後は悪くなります。低栄養にならないようアルブミン値を上げるには、カロリーアップと共に、肉、魚や卵等の良質な蛋白質を摂ることが大切です。その場合、リンの数値が高くならないようにするために、医師の処方に基づきリン吸着剤を服用致しましょう。しっかり食べてしっかり透析をしましょう。

 

医師や管理栄養士と相談し、栄養不足にならないように致しましょう。

管理栄養士からのメッセージ

 暖かいと感じられる日々が増えて参りました。

 

 今月はコーヒーについて少しお話し致します。コーヒーにはカリウム量が多いと気にされる方もいらっしゃいますが、体に良い成分も多種類含まれております。一日1杯の朝のコーヒーは便通に良いとも言われています。コーヒーの香りとカフェインによってリラックス作用もあるでしょう。

 

 なお、ブラックコーヒーも牛乳もとおっしゃられる方は、ブラックコーヒーを半カップ、牛乳を半カップにして水分調整してみては如何でしょう。

管理栄養士からのメッセージ

 日本酒の初絞りや寒造りの酒粕が出回り始めました。酒粕はリンやカリウムの含有量が少量であり、蛋白質とビタミン(特に葉酸)が多く含まれております。葉酸は貧血改善に欠かせないビタミンの一つです。また、粘膜を強くするとも言われています。ぜひ、料理に酒粕を摂り入れてみましょう。

 

 では、酒粕100g中の代表的な栄養素を挙げてみます。

 

エネルギー 227Kcal
蛋白質 14.9g
脂質 1.5g
炭水化物 23.8g
ナトリウム 5㎎
カリウム 28㎎
リン 8㎎
亜鉛 2.3㎎
ビタミンB1 0.03㎎
ビタミンB2 0.26㎎
ナイアシン 2.0㎎
ビタミンB6 0.94㎎
葉酸 170μg
パントテン酸 0.48㎎
食物繊維(不溶性) 5.2g

管理栄養士からのメッセージ

 本年も患者様のお役に立つ情報を発信したいと思います。

 

 食事習慣で良くない例を挙げてみます。野菜が苦手で麺類と御飯、間食にパンと菓子類のパターンでございます。炭水化物の取り過ぎはカロリーオーバーとなります。リンの数値が高い場合には、間食事にもリン吸着剤を服用することも大切です。

 

 野菜の苦手な方は、野菜そのものの味を感じる生野菜サラダより、野菜炒めや野菜中心の鍋ものをお勧め致します。

 

 野菜を召し上がることに抵抗のある患者様には、食物繊維の粉を食事30分前に服用して頂いております。

 

 本年もよろしくお願い致します。