新年明けましておめでとうございます。
リンの摂取制限は1日900㎎と言われています。昼食夕食共にリン含有量が300~400㎎ある場合、朝食が比較的調整しやすいでしょう。朝食にパンやパンケーキ、野菜サラダ、フルーツやコーヒー等をお召し上がりになる場合、卵、ハムやヨーグルト等のリンの数値の高い食品を避ける工夫を致しましょう。
さて、今はブリや牡蠣のシーズンです。サワラやハマチよりブリの方が蛋白価は高く、リンの数値は低くなっております。お勧めの魚でございます。ハマチが大きく育ち身もひきしまったブリは、照り焼き、ブリ大根、あら煮、かま塩焼きや刺身などと美味しく召し上がって頂けるでしょう。
また、牡蠣の蛋白質量は100g中6.6gと低めであり、かつ、リン・カリウム値の低い蛋白質源となっております。カロリーも低めでございます。牡蠣はビタミン・ミネラルも多種豊富に含まれております。舌の味覚細胞の形成(再生)にかかわる亜鉛が100中13.2㎎も含まれております。亜鉛はその他色々な効能があります。シーズンお勧めの海の幸でございます。
※ワンポイント
野菜果物で食物繊維を充分摂りますとカリウム値が高くなる心配がございます。その場合、食物繊維の栄養補助食品の利用をお勧め致します。血糖値が下がる、便通が良くなる、食欲を抑えるなどの効果が期待できます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
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市販の透析食献立本としては、次の2冊をおすすめしております。
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