冬場の食事のポイント

忘年会・新年会・正月などが重なり、食べすぎ・飲みすぎになることがありますので気をつけましょう。
冬場は食事管理のペースを崩さないように注意しましょう。

<代謝水に注意>
毎回食べる食事の中にはどの位の水分が含まれているでしょう。
飲水(約800ml)を除いて、食事の量は一食約500gとして朝昼夕三食で1500gとなります。この食事を全て完全に乾燥させますと約1~2割の重量となります。すなわち残りの8~9割が水分と言えます。1日トータルの食物から摂取する水分は約1200mlとなり、飲水を加えると2000mlになります。
なお摂取した栄養素が分解される時にも水が発生します、これを代謝水と言います。
代謝水は100Kcal当たり13ml発生すると言われています。かりに2000Kcal摂取し体内で消費されますと260mlの水が発生します。

夏はたくさんの汗をかきますが、冬は汗の量が少ないので体内に水分が溜まりやすくなっています。さらに、寒さに耐えうるように体内の糖や脂肪を燃焼させて体温を保ちます。その時にも代謝水が発生します。
透析患者さまにおかれましては、冬場は特に水分が身体にたまりやすい時期でございます。飲水には気をつけましょう。