お弁当屋さんを上手に使いましょう

私の透析食の献立・調理の経験から、見た感じ、食べた感じで総カロリー、総蛋白量、リン・カリウム量等はおおよそわかりますが、胃の方もしっかりとカロリーの多い少ないは感じ取ってくれるものです。

上手に昼に一定カロリーを設取すると身体もそれに慣れ、習慣として身について参ります。そうしますと、夕食には不足した食品群やオーバーしたものが感覚的に分かって参ります。毎日の食事に関しても、よい習慣を身につけますと、もっと楽に食事療法が達成できます。

 

のり弁当
総重量(g)
エネルギー(Kcal)
蛋白質(g)
リン(mg)
カリウム(mg)
お弁当1g当たり(Kcal)
私の計算
米飯250g
370
658
17.4
362
572
1.78
店の表示
米飯250g
 
661
       

 

チャーハンセット
総重量(g)
エネルギー(Kcal)
蛋白質(g)
リン(mg)
カリウム(mg)
お弁当1g当たり(Kcal)
私の計算
327
688
14.6
211
285
1.9
店の表示
 
623
       

 

鳥の唐揚げセット
総重量(g)
エネルギー(Kcal)
蛋白質(g)
リン(mg)
カリウム(mg)
お弁当1g当たり(Kcal)
私の計算
米飯250g
563
972
30.1
250
372
1.84
米飯150g
413
804
27.6
216
343
 
店の表示
米飯250g
 
946
       

 

上記の数値は私が実際に計量し、五訂食品成分表を用いて計算した結果であり、表示の数値に近い値が出て参りました。
上記のデータを見ましても、透析患者様もお弁当屋さんのお弁当を安心して食べることができます。野菜が少ないメニューが多いので、カリウムは低めでございます。お弁当屋さんのお弁当は重量1gにつき約1.8Kcalであり、私が作っておりました透析食は平均1.35Kcalでございました。この違いは野菜の量の違いだと思います。

お弁当屋さんのお弁当を上手に利用することもお勧め致します。